日本パブリックリレーションズ研究所(JPRI:Japan Public Relations Institute, Inc.)は、2004年の設立以来、パブリック・リレーションズ(PR)活動の実践とその成果を研究、分析し、競争優位性をもつ独自なPRモデルの開発に注力しています。

インターネット社会の進展、ビジネスのグローバル化、多様化にともなう社会の変化は公共機関、教育機関、NPO・NGO法人や企業などすべての組織体の情報発信に大きな変化をもたらしています。

このような環境の中で当研究所は、さまざまなステークホルダーとのリレーションシップ・マネジメントにフォーカスした専門的で戦略的なPRサービスを提供することで、様々な組織体のパートナーとして、より良い社会の創造に貢献していきます。
日本パブリックリレーションズ研究所は、様々な組織体に対し的確な状況分析(シチュエーション・アナリシス)に基づく最適なPRコンサルティングをベースにPR戦略やプログラムの企画・提案から実施、その効果測定などPRライフサイクルモデルにそって一貫した業務を提供します。

設立後15年に及び蓄積してきたPRコンサルティング・ノウハウに基づく独自なPRモデルを教育活動とPR普及活動の2つの領域にフォーカスしてまいります。
こうしたパブリック・リレーションズ(PR)の活動により当研究所が描くPRモデルがハイパー・グローバリゼーションにおける共通なプラットホームになればと願っています。

1.喫急の課題はグローバル人材育成のための教育:

グローバルなビジネスとそれに関わる日本のエグゼクティブがグローバル競争に生き残りを賭けて戦っていくためには、パブリック・リレーションズのスキルを教育段階から身につけていくことが喫急の課題となります。
今年は新たに絵本を通じて幼稚園、保育園、そして小学校での「絆(きずな)教育」の取り組みに始まり中・高の生徒や教職員向けのパブリック・リレーションズ教育導入プロジェクトを始動させています。

幼児向けの「絆(きずな)教育」

幼児教育では、子供が他者との絆(きずな)づくりのためのコミュニケーションの基本について絵本を使って学習するプログラムを提供します。

絵本は、パブリック・リレーションズに欠くことのできない目的達成のための3つの要素である「倫理観」「双方向性コミュニケーション」そして人間が自らの意思で修正する「自己修正」を包含した「自己修正モデル」の研究をベースに当研究所の井之上喬所長が監修するものです。この絵本には子供がグローバル社会を生き抜く力を育むためのエッセンスが一杯です。

このきずな(絆)絵本シリーズ第1弾『なかなおり』(NAKANAORI)は、2018年7月中旬に朝日学生新聞社から発刊されます。将来的には英語訳、中国語訳などにも取り組み、NAKANAORIを世界共通の言葉にしていきたいと考えています。下図は、絵本のカバーと登場するキャラクター達。

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中等教育向けの教材開発

並行して中等教育向けの教材開発(テキストと指導要綱)を進め、今夏をめどにドラフトを作成し、いくつかの教育機関で実証研究を行う計画です。

 

 

2.パブリック・リレーションズ(PR)の普及活動

日本発世界へ

『パブリックリレーションズ』(井之上喬著:日本評論社)の2版2刷を2017年12月に、翌年1月には中国語版を北京の東方出版社より出版。また3月には “Public Relations in Hyper-Globalization”が英ロンドンのRoutledge(ラトレッジ)より出版されるなど出版活動を通し、PRの普及に努めています。Routledgeは1851年設立され人文科学・社会科学分野の学術書、ジャーナル、オンライン文献を扱う英国の大手出版社です。

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世界には数千もの言語があるといわれており、その中で中国語を母国語として使用している人口(母語人口)は世界最多で13億人以上となります。また、世界人口約70億人のうちおよそ17.5億人(25%)が英語人口といわれています。

日本語、中国語、英語版が発刊されることで世界人口約70億人のうち30億を超える人々の目に触れる可能性を持つことになります。今後アラビア語訳など日本語版に加筆された英語本の多言語への翻訳本出版も進めていく予定です。

ハイパー化する国際社会に対応するPRスキルの普及

当研究所の井之上所長は2004年に早稲田大学でグローバル社会における次世代のリーダー育成を目的に教鞭を執って以来、京都大学経営管理大学院、国際教養大学でパブリック・リレーションズ講座の導入を図り、最近では神戸情報大学院などへも拡大しています。

また、昨年6月より2年間、北京市内にある「中国伝媒(メディア)大学広告学院」の客員教授にも就任。こうした出版や教育活動を通して欧米諸国と同様に中国との関係性も深めています。

パブリック・リレーションズを身につけた学生が、様々な組織体の事業分野でPRスキルを活用し、ハイパー化する国際社会の中でリーダーシップを発揮していくことを期待しています。

また、当研究所の親会社井之上パブリックリレーションズが2010年の創業40周年を機に企業の最前線でご活躍するエグゼクティブの方々を対象にスタートさせた『井之上喬のエグゼクティブのためのPR講座』を支援しています。