2020年09月01日

パブリック・リレーションズ(PR)の実践に基づく研究・分析・理論構築を行う日本パブリックリレーションズ研究所(東京都新宿区、所長兼代表取締役 井之上喬)に、2020年9月1日付で、横浜創英中学・高等学校校長(前千代田区立麹町中学校校長)工藤勇一氏が顧問として就任いたしましたことを、お知らせいたします。

工藤氏は、長年にわたる公立中学での教員生活や新宿区教育委員会等での勤務の中で独自の教育手法を確立、前任校千代田区立麹町中学校では、学校教育を「目的」と「手段」の視点から根本的に見直し、より「社会とのつながり」を意識した学校改革を実行されました。
数年前、弊所所長 井之上と出会い、教育においても「合意できる最上位の目標が必要」という工藤氏の考えと、「個人や組織体が最短距離で目標や目的に達する、『倫理観』に支えられた『双方向性コミュニケーション』と『自己修正』をベースとしたリレーションズ活動がパブリック・リレーションズである」という井之上の考えに共通点が多いことから意気投合し、この度、工藤氏を顧問にお迎えするに至りました。

弊所では、これまでの様々な大学・大学院等での教育活動に加え、数年前より初等・中等教育での教育活動にも注力してきましたが、今後は、工藤氏のお力添えを頂きながら、より早い段階からパブリック・リレーションズのスキルを身につけた「グローバルな人材の育成」に、邁進してまいります。

 

工藤 勇一氏
略歴

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横浜創英中学・高等学校 校長

山形県・東京都の公立中学校教諭、東京都等での教育委員会勤務や新宿区教育委員会指導課長などを経て、2014年千代田区立麴町中学校の校長に就任。2020年4月より現任校校長となる。現在、内閣官房教育再生実行会議委員や経済産業省「EdTech」委員などの公職も務める。
前任校の麴町中学校では、「何のために学校は必要なのか」を一から問い直し、「社会とのつながり」を意識した数々の学校改革を実行―宿題や定期テストの廃止、「全員担任制」の導入、「麹町中メソッド」「オープンイノベーション」など既成概念にとらわれない改革の手法は、教育界のみならず、各界から注目を集めている。初の著書『学校の「当たり前」をやめた。 ―生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革―』(時事通信社)は、10万部を超えるベストセラーに。近著は『きみを強くする50のことば』(かんき出版)。