2025年07月31日

先日7月20日(日)と21日(月)の2日間、第3回『Public Relations for School 公認ファシリテーター認定講座』を宝仙学園中学校・高等学校(中野区)で実施しました。

本講座は学校と社会をつなぐスキルを学ぶことのできる唯一の認定講座で、今回は全国各地から教員の方々(若手の教員から校長先生まで)を中心に約25名の受講者が集まりました。

パブリック・リレーションズのスキルを教育現場へ

「Public Relations(パブリック・リレーションズ)」とは、組織と社会が信頼関係を築き、持続可能な関係を築くための双方向コミュニケーションの技術です。本講座では、その理念と手法を学校現場に応用する方法が体系的に学べます。
受講者たちは、初日にPRの理論(倫理観、双方向コミュニケーション、自己修正の三要素)に加え、目的・目標設定の重要性を学び、2日目には、ライフサイクルモデルをベースに受講者自身が考案した「活動案」を作成し最終発表しました。終了後には、認定式が行われ、認定証を授与。また、希望者による懇親会も実施され、熱心な意見交換の場となりました。

主な講座内容

1日目: 7月20日(日)10:30-16:30
  • パブリック・リレーションズとは…
  • 学校にパブリック・リレーションズを取り入れる上での基本的な考え、
  • 目的・目標設定、倫理観、双方向コミュニケーション、自己修正、など
2日目: 7月21日(月)9:00-15:00
  • ライフサイクルモデルとは
  • ライフサイクルモデルを活用した活動案作り
  • 最終発表
  • 認定式

主な講師

井之上喬 INOUE TAKASHI
  • 日本パブリックリレーションズ研究所所長
  • 京都大学特命教授
  • 博士(公共経営)
山本崇雄 YAMAMOTO TAKAO
  • 横浜創英中学・高等学校副校長
  • 日本パブリックリレーションズ研究所主任研究員

今回の講座は満席での実施となり、関心の高さがうかがえました。変化の激しいグローバル時代にあって、教育現場でリアルな社会との多様なステークホルダー(関わる人々)との「リレーションシップ・マネジメント」を意識したアプローチが求められる昨今、PRスキルの教育現場での活用はますます注目されそうです。